ランナーがなりやすいスポーツ障害パート②
おはようございます。今日も昨日に引き続きランナーがなりやすいスポーツ障害という事で書いてみようと思います。
今回は「鵞足炎(がそくえん)」についてです。
鵞足炎とは?
半腱様筋腱はんけんようきんけん 、 薄筋腱はっきんけん 、 縫工筋腱ほうこうきんけん は 脛骨けいこつ の近位内側にまとまって付着・停止しています。この3つの腱を総称して鵞鳥の爪のような形をしている為、鵞足と呼び、この部分に起こる炎症を鵞足炎といいます。鵞足は内側側副靱帯表層にあり、膝の屈伸運動に伴って側副靭帯との摩擦により痛みを生じる可能性があり、またハムストリングスの一部である半腱様筋腱と薄筋腱の緊張が強いと膝関節痛の原因になるとされています。いわゆる機械的ストレスによる使いすぎ(オーバーユース)症候群とされています。
治療法・ストレッチ・テーピング等
治療法としてはまずは安静です。コレは鵞足炎にのみならずオーバーユース(使い過ぎ症候群)を起因とする障害に関しては使い過ぎが原因の為、一度思い切って休む事が大切になります。また左右の痛む所を比べて腫れたり、熱を持っているようなら冷やす事も大切です。また治療としては超音波療法や関係する筋のマッサージストレッチも効果的です。また復帰する際は予防としてテーピング、サポーターなども良いと思います。ストレッチに関しては当院ホームページの腰痛専門ページをご覧ください。そちらに掲載している腰痛改善ストレッチが股関節周りのストレッチにも適応します。
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