膝の裏が腫れて痛い!
2018.03.05
こんにちは。今日は膝の裏の痛みについて書いてみようと思います。膝の裏の痛みでも様々な原因がありますが今日は膝の裏が腫れて痛いという症状についてです。
膝裏が腫れて痛むのは、ベーカー嚢腫(のうしゅ)と呼ばれるコブが原因。膝関節は関節包という袋に包まれています。その中には関節滑液と呼ばれる、関節をスムーズに動かす、重要な役割を担っている液体が詰まっているのです。何らかの理由で過剰に生産された関節滑液が、関節包に溜まってしまうことで、ベーカー嚢腫が生じます。過剰な分泌には、以下のような理由が考えられます。
激しい運動による膝関節の炎症
激しい運動をするとき、膝には大変な負荷がかかります。特に運動不足の方が急に膝を酷使すると、膝を支える筋力が弱まっているため、炎症を起こしてしまうのです。炎症を起こした膝関節は、正常に関節滑液を作り出すことができません。この影響で関節滑液が過剰に分泌されてしまいます。
変形膝関節症による膝関節の炎症
膝関節は太ももの骨とすねの骨を繋いでいる箇所です。二つの骨の表面は、軟骨という組織で覆われています。軟骨は膝に加わる衝撃を和らげる、クッション機能が一番の役割です。この軟骨がすり減ることにより、骨と骨とがぶつかり合い、炎症が起こります。これが変形性膝関節症という病気です。
関節リウマチによる膝関節の炎症
また、悪い細菌やウイルスをやっつけるはずの免疫細胞が異常をきたし、間違って自分の細胞や関節を攻撃して炎症を起こす、関節リウマチという病気も原因に挙げられます。