舟状骨骨折とは?

舟状骨骨折とは?

2019.01.04

おはようございます!新年一発目の投稿は舟状骨骨折という手首の骨折で捻挫と間違いやすい骨折について書いてみようと思います。

舟状骨骨折は手根骨骨折のなかでは頻度の高い骨折でサッカー、ラグビー、バレーボール、アメリカンフットボール、柔道etc様々なスポーツで発生する。しかし、整形外科医でも手首の捻挫と診断する事が多く非常にみつけにくい骨折で3週間経っても痛みが引かない為MRI検査を実施して判明することも多い。初期の段階で下記の画像の部分(スナッフボックス)に痛みの有無を確認し痛みがあれば舟状骨骨折を疑う必要がある。この舟状骨骨折はタチが悪くカラダの中で最もくっつきにくい骨として有名であり放っておくと壊死する可能性もある骨折です。

私がアメリカンフットボールのトレーナーをしていた時も舟状骨骨折に4名なりました。うち1名は保存療法では治らず骨盤の骨を一部削って手に移植しました。他の3名は保存療法でくっつきましたが治るまでに半年以上費やしました。それ程くっつきにくい骨なので初期の段階での判断が重要になります。

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