ギックリ腰になったら・・・パート②
おはようございます。本日は昨日に引き続きギックリ腰第2弾です。今日はもう少し昨日より詳しく書いてみようと思います。
【ぎっくり腰とは】
特別な背骨の病気がなくても、ふとした日常的な動作から予期せぬ腰痛に見舞われることがありこれを「ぎっくり腰」と呼んでいます。身動きができないほどの激痛を生じることがあり、欧米では「魔女の一撃」と呼んでいます。
【原因は】
主に不良姿勢で腰の関節や筋肉を傷めたり骨盤にゆがみが生じて起きます。起床後、布団から起きあがる時や物を取ったり持ったりする時(特に重い物を持たなくても)、クシャミをした時などに生じやすいです。本人に悪い姿勢の自覚が無くても、徐々に腰痛が出ることもあります。
【ぎっくり腰になったら】
まずはコルセットやサラシを巻いて安静にしてください。横向きで寝て膝を抱える姿勢が良いです。次に腰を氷等で冷やしてください。寝るまでの間、2.3時間置きに5〜10分くらい冷やして下さい。これを2.3日行います。どうしても冷やせない場合は冷湿布でも構いません。痛みが強い場合は痛み止めなどの服用も良いかと思います。この間、決して揉んだり、温めたり、お酒を飲んだりしないでください。余計な事はせずこの期間は「固定、冷やす、安静」が唯一の治療法だと心得てください。痛みが痛くなった時の半分くらいになったら逆に風呂などで温めた方が効果的です。その状態になったら当院へお越しください。2~3日で痛みは和らぎますが、痛みが激しい場合やこれらの処置で効果がない場合は精査が必要な場合もありますので当院へ御相談下さい。
【ギックリ腰にならない為の予防方法は?】
①目が覚めたら、急に起き上がるのではなく、布団のなかでしばらく背伸びやひざを抱えたりした後、起きあがるのがいいでしょう。
②物を持ち上げるときは、膝を曲げ、腰を落として、荷物は体の近くで、背骨はなるべくまっすぐにして持ち上げましょう。
③長時間座った姿勢など、同じ姿勢を続けるのも腰にはよくありません。
また腰痛は、時に膵臓・肝臓等の内科の病気、尿管結石等の泌尿器科の病気、婦人科の病気などの一症状として現れることがあります。以下の症状がある場合は内科などを受診して下さい。
・安静にしていても腰が痛む。
・夜中に腰が痛く眠れない。
・腰が痛く、発熱もある。
・背中を叩くとお腹に突き抜けるような痛みがある。
・急激に強い腰痛が出るが、全く腰痛がない時間帯がある。
・高血圧でお腹に拍動するしこりがある。
寒くなるとギックリ腰も起こしやすくなります。皆さんも御用心ください。
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