股関節の疾患

股関節の痛み専門治療

股関節の代表的な疾患

①変形性股関節症

変形性股関節症は股関節の軟骨がすり減り、股関節を構成する骨盤と太ももの骨(大腿骨)が変形するなどして関節の機能が悪くなったり、痛みを発症したりする疾患です。原因が特定しにくい1次性と先天性股関節脱臼や股関節臼蓋形成不全から起こる2次性とありますがその多くが2次性です。元々、先天性股関節脱臼や股関節臼蓋形成不全があった人が歳を重ねるにつれて発症する加齢が原因の疾患です。また男性に比べて女性は骨盤が横に広く、股関節を支える筋力が弱い為、女性の方が圧倒的に多いのが特徴です。
変形性股関節症は進行性の疾患ですので最終的には人工関節置き換え手術なる可能性が高い疾患ですが最近では材質や技術進歩により15〜20年程度で再手術となるケースが多くなりました。
人生100年時代と言われる昨今、出来るだけ再手術を受ける時期を遅くする事が大切です。 当院ではその為の治療は元より家庭でのリハビリについても指導しております。

フットボール

②突発性大腿骨頭壊死症

特発性大腿骨頭壊死症の症状は、比較的急に始まる股関節痛と跛行です。長い時間かかって進行する変形性股関節症と違って比較的急性に発症するので関節の変形による機能障害は初期にはあまり見られません。身体の他の組織と同じように骨にも血液循環が必要なのですが、元々何ヶ所か血流障害を起しやすい場所があります。大腿骨頭はその代表的な部位で、軟骨で被われた大腿骨頭が関節内に深く納まっているため血管が少なく、血流障害を起すと骨の壊死が引き起こされます。この壊死した骨の部分が大きいと体重を支えきれなくなって、潰れて(陥没変形)しまい痛みが出ます。日本では年間2000人程度の発症します。原因は男性ではアルコール多飲、女性ではステロイド(副腎皮質ホルモン)剤の服用に関連して生じることが多い。
この疾患に関しては骨が壊死する疾患である為、整骨院での施術は適応外となります。整形外科もしくは外科を受診される事をオススメ致します。ただ壊死の進行に伴い肩や腰などに痛みが出る事があります。そのような庇っている場所については施術可能です。ご相談ください。

フットボール

③鼠径部痛症候群(グロインペインシンドローム)

ランニングや起き上がり、キック動作など腹部に力を入れたときに鼠径部やその周辺に痛みが生じます。他の競技と比べサッカー選手に多く見られ、一度なると治りにくいのが特徴です。体幹から股関節周辺の筋や関節の柔軟性(可動性)の低下による拘縮や骨盤を支える筋力(安定性)低下による不安定性、体幹と下肢の動きが効果的に連動すること(協調性)が出来ず不自然な使い方によって、これらの機能が低下し、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化していきます。
何らかの原因で可動性、安定性、協調性に問題が生じたまま、無理にプレーを続けると、体幹から股関節周辺の機能障害が生じやすくなります。
また、片足で立ってキックを多くするサッカーの動作そのものが発症の誘因になります。 当院での施術に関しては可動性、安定性、協調性の問題を評価し、それを修正する為に電気治療、マッサージ、筋力訓練、ストレッチ指導などを行います。詳しくは当院へご相談ください。

フットボール

④ 産前、産後の股関節痛

帝王切開では殆ど見られないのですが通常分娩でよく見られる股関節の痛みのほとんどが骨盤の歪みから発生しているものが多く、骨盤の位置異常によって股関節が炎症を起こし痛みが出る。
また両方の股関節に同時に痛みが出ることは少なく片側性で発生する事が多く、中には股関節の痛みで2.3ヶ月歩けなかったという方もいらっしゃいます。また妊娠中にも起こる事があり、原因としてお腹がドンドン大きくなるにつれて反り腰になり骨盤が前傾する事により股関節に過度の負担が掛かり股関節に痛みがでるものと考えられます。
当院では骨盤の歪みによるものなのか反り腰が原因かその他に原因があるのか診断し適切な施術を行います。

何かわからない事があればお気軽に当院までご連絡下さい。
良整骨院 TEL 095-865-9657

フットボール