ラットプルダウンマシンの正しい使い方
こんにちは。今日は背中の種目として1番ポピュラーなラットプルダウンマシンの使い方をご紹介します。このマシンは懸垂ができない方にとっては背中を鍛えるのに大変良いマシンです。ただし使い方を間違えると首を痛める可能性もあるので注意しましょう。このマシンは大きく分けて2通りの使い方があります。一つはビハインドネックプルダウンと言って要するに首の後ろにバーを下ろすやり方。二つ目はフロントネックプルダウンと言って首の前(正確に鎖骨付近)に下ろすやり方です。二つともに背中を鍛えるには有効ですが一つ目のビハインドネックプルダウンは気を付けないと首を痛める可能性が高い種目です。実際、年に数人はこの種目で首を痛め、整骨院に来院される方がいらっしゃいます。なぜビハインドネックプルダウンは首を痛めるかというとバーを持ち首の後ろに下ろすことによる必然的に首は前に出ます。要するに後ろから羽交い締めされた時のように過屈曲する状態になります。その状態で軽い重量ならまだしも重い重量であれば過度な負担が首にかかり筋肉や関節を痛めてしまいます。
最悪、ストレートネック、頸椎椎間板ヘルニアのような疾患をお持ちの方なら悪化する可能性もあります。
そのような危険性があるにもかかわらず大手スポーツクラブの新メンバーの方へのオリエンテーションなどでもこのビハインドネックプルダウンをやるように指導しているようです。
このラットプルダウンマシンを使う時に私が有効だと思うやり方はフロントネックプルダウンです。何故有効なのか?それは首の前にバーを下ろすことによりしっかりと肩甲骨を寄せれること、首に過度の負担が掛からないこと、しっかりと引き切った時に胸を張ることで猫背改善に役立つこと沢山の利点があります。
皆さんもこのラットプルダウンマシンを使う時はビハインドネックプルダウンではなくフロントネックプルダウンを行うようにしましょう!
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