眠っている筋肉を目覚めさせるには!?

筋トレのメリットとしては筋肉を大きくして代謝を上げ、体脂肪を減りやすくするだけではない。普段使われずに眠っている筋肉を目覚めさせるのもその一つ。

筋肉は運動神経からの命令で力を出すがたとえ本人が最大筋力を発揮させようと思っても100%の力を出す事はない。全力を発揮しようとしても、実は60〜70%程度しか使えていないケースが多い。これを「心理的限界」といい、あまり運動しない人になると、その割合は40〜50%くらいまで下がってしまう。

つまり筋肉はあっても力は弱い状態と言えます。生命に関わる事態に遭うと力の弱い女性でも1人で外にタンスを持ち出せてしまう。いわゆる火事場の馬鹿力の言葉通り、筋肉は本人が自覚出来ないほどのパワーを秘めている。この力は何も生命の危機だけに発揮されるわけでなく、鍛えれば心理的限界は引き上げられる事が出来ます。トレーニングをすると身体に負荷がかかり、普段使っている筋肉だけではまかなえなくなる。そこで神経がその足りない分を補う必要があると判断し、眠っている筋肉も動員させる。こうして、60%程度しか使われていなかった筋肉を80〜90%以上に引き上げられる。

また眠っている筋肉を起こし、よく使う事で血液を心臓に送り出すポンプ作用も強まり、血液循環が良くなって代謝も上がり免疫力も強くなり痩せやすい体質になり冷え性改善にも効果的です。

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歩くだけでは筋肉の衰えを防ぐには不十分

ウォーキングは、中高年から高齢者に積極的に取り入れられ、肥満や糖尿病といった生活習慣病の予防や改善に効果的とされていますが、それだけではサルコペニア症候群は防げないのでしょうか。

筋肉は、体を動かす「骨格筋」と、臓器を構成する「平滑筋」に大別され、骨格筋はマグロのような赤身の「遅筋線維」と、ヒラメやカレイのような白身の「速筋線維」があります。

遅筋線維は長距離ランナーのごとく持続力があって疲れにくく、力の入り具合が相対的に弱い特徴があります。ウォーキングで使うのは、主にこの遅筋線維です。一方、速筋線維は短距離ランナーのごとく瞬発的な力を発揮します。一般的な人の太ももなら、遅筋線維と速筋線維は半分半分というイメージで構わないでしょう。

この筋線維を調べてわかったのは、年齢の影響を受けるのは速筋線維の方が大きいということです。そうであるなら、サルコペニアの予防や改善には、速筋線維をターゲットにするのが望ましいのです。つまり、速筋線維をあまり使わないウォーキングは、サルコペニア対策として十分ではない可能性があります。

サルコペニアの予防や改善には、筋力トレーニングが向いています。筋力トレーニングとは片脚立ちやスクワット、腕立て伏せ、ダンベル体操など、筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動のことです。

自分の体重を利用して行うものと、ダンベル運動のようにダンベルや各種マシンといった器具を用いて行うものがあります。どちらの場合も、筋力の向上に合わせて、トレーニングの負荷を少しずつ重くしていくことが大切です。

高齢期に入ってからでも、その人の筋力に合わせて行えば、トレーニングの効果は出て、サルコペニア症候群の予防や改善につながります。トレーニングは楽しく行うとともに、筋肉の疲れをとるために十分な休息、入浴、マッサージ、睡眠が大切であることはいうまでもありません。

毎日行うのではなく、2、3日に1回程度、週2、3回の頻度での運動が推奨されています。

無理のない範囲で継続的に行うようにしてください。当院ではパーソナルトレーニングジムも運営しております。また施術の一環として筋トレも出来ます。詳しくは良整骨院までお問い合わせください。